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茘枝(らいち)と青山健一によるレクチャーノート。

 

[収録作品]

・C.F.1 茘枝(らいち)

 観客が自由に分けた山から、あらかじめ選んだ数字のカードが4枚出てきます。さらに、その4枚が改めて決めた数字に全て変化してしまいます。

 

・Ni to Ichi 茘枝(らいち)

 観客の選んだ2枚のカードが予言された枚数目から出てきます。

 

・Little Wild 青山健一

 4枚の表向きの数字の9のカードを1枚ひっくり返すと、つられて他のカードも1枚ずつひっくり返っていきます。4枚が裏になったところでおまじないをかけると、すべての数字の9のカードがアルファベットのQになります。

 

・Vivid Ascension 青山健一

4枚のブランクカードと4枚のジョーカーがあります。ブランクカードをジョーカーの中に混ぜておまじないをかけると、ブランクカードはジョーカーに変わります。これを繰り返しているうちに、最後に手持ちのジョーカーの裏のデザインが最初とは全く違うものに変わり、テーブルの上に置いたジョーカーもすべてKに変化します。

 

[推薦文]

茘枝(らいち)君の創作作品「Ni to Ichi」には私は少しだけ関わる事になったのですが、ある時Facebookでたまたま偶然観た茘枝(らいち)君の動画がカール・ファルブスの原案を完成の域まで変えたと思えるほどの……まだ名(タイトル)も無き頃の「Ni to Ichi」と言う作品だったのです。私は本気で呆れるほどの衝動を受け、その1年は幾多の作品を観ても、自ら創った作品も含めてこの作品がベストだと唇を噛み締めて思い続けるしかありませんでした。ちょっと褒めすぎか。(笑)準備無し…数理の匂いは消えて…二人の客のカード・コントロールはほぼオートマティック…マジシャンの負担は蚊に刺された程度。なんとも羨ましい限りのマジックです。(笑)普段は技術力も惜しげも無く使うテクニシャンの一面も観せますが、内に秘めた緻密さも兼ね備えた賢さも彼にはあるんですね……あの顔で。(笑)最後に私は勝手に君に対する過剰なまでの活躍をパフォーマンスに、創作に、期待しておりますので頑張って下さい。(笑)

パケット・トリックとは俳句のようなもの…少ない言葉で有限の世界を最大限に表現する…とは

言ってみても少ないカードによるパケット・トリックとは果たしていかなる現象を引き出せるの

か。少なければ良い操作性と引き換えに際立った現象を表現する事は望めなくなる。この相反する

パケット・トリックのジレンマの中で彼はエキストラ・カードを1枚、つまり操作性を重視して作

品の創作に挑んだのだと思います。

今回の8枚のパケット・トリック作品「Vivid Ascension」ではそれは叶ったのか?その結果は

パケット総枚数のほぼ半分の面を隠し通しW・クライマックスを起こして目的を達しました。凄い

ですね。しかし、私の視点は別なところにあって実演動画では見る者に対して易しく演じている、易しく演じられそうと言う印象を与えていることが実は青山君に対する私の最大の評価です。もうひとつのパケット・トリック作品とともに易しく鮮やかな彼のマジックは支持される事は必至ですね。

(佐藤喜義)

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